歯科医師と結婚にまつわるお話ーお相手はスタッフー

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神奈川県の海老名市にありますかさま歯科クリニックの笠間です。

これまでに歯科医師の結婚事情と称して、2回ほどお話をして参りました。

第1回目は歯科医師同士の恋愛に関して

第2回は未婚に関してお話をしてまいりました。

第3回目となる今回はコデンタルスタッフとの結婚事情について進めてまいりたいと思います。

コデンタルスタッフとは歯科衛生士、歯科助手場合によっては歯科技工士のことの総称を意味します。

特に男性歯科医師の結婚の話がメインになってしまうかもしれません。



目次



衛生士や助手との出会いは歯科医師になってからがほとんど

学生時代から衛生科の学生さんと付き合うパターンは?

雇用した衛生士との結婚

結婚後奥さんが衛生士さんになるということも

歯科医師と結婚する衛生士はあまり多くない

関係の継続は歯科医師同士よりも良好?

歯科技工士さんの場合は?




■ 衛生士や助手との出会いは歯科医師になってからがほとんど


歯科医師は歯科衛生士さんや歯科助手さんとの接点が増えるのは勤務してからです。

学生時代に実習で衛生士さんや助手さんとも会いますが、まず相手にされることはありません。

さらに研修医の時もいまいちで2年目3年目と年を経て、衛生士さんや助手さんよりも先輩になってようやく相手にされてくるような感じがします。

我々歯科医業は実力もかなり問われますので、特に衛生士さんや助手さんは歯科医師としての実力をかなり品定めしています。

技術がなかったり会話能力がそれなりにないと見向きもされません。


逆にいうと我々歯科医師はその冷遇の時代をバネに実力をつけていくこともあります・・・

まあいいでしょう話を戻しましょう。


つまり

『実力がついてようやく相手にされるのです。』


さらにそこから好意に発展するとなると、年下の衛生士さんでないと恋愛に発展するという流れは難しいように思います。

これは教育課程の問題で

歯科医師は免許取得に6年間を費やすのに対して衛生士さんでは3年間、助手さんに至っては高校を卒業してすぐ就職という方がいらっしゃいますので、単純計算でも同級生間で3年、6年の就労期間に差が出てくるわけです。新人歯科医師は同級生であっても後輩ですのでその関係性はなかなか払拭できません。

そこで、新人の衛生士さんや助手さんはまだ余計な偏見がない分、好意的なのではないでしょうか。



■ 学生時代から衛生科の学生さんと付き合うパターンは?

このパターンも少なからずいます。

歯科衛生士は3年制なので女性側はやはり先に就職します。

女性はある程度落ち着いてくると結婚という問題が出てきます。周りの同級生などはすでに結婚して子供までいる人が現れ始めるからです。
すると歯学部の学生は場合によっては学生の時から結婚を求められるようになります。

まず経済力自体ありませんし、受験勉強なども控えていますのでそうは結婚に踏み切ることはできないものです。

私は同級生で2名そのような境遇の人がいましたが、2人ともクラスでも一番二番というように結婚が早かったのを覚えています。

なんだかんだで学生時代から衛生科の人と付き合っている人はゴールまで行きやすいというような印象があります。



■ 雇用した衛生士との結婚


結婚よりも先に開業した先生に多い傾向にあります。

関係としてはとてもいいのではないかなと思います。

業務も一生懸命やるような人でないと経営者が結婚相手に選ぶわけもありません。

働き者で院長の立場も理解してくれる人だと思います。

ただ、お付き合いをしている最中は院内では内緒にしていることも多いみたいです。

さらに結婚後も引き続き病院で勤務するというのはあまり聞かない話です。

はじめは勤務しても妊娠出産で家庭に収まるケースをよく聞きます。



■ 結婚後奥さんが衛生士さんになるということも

今日では歯科衛生士さんは売り手市場で、求人倍率は10〜20倍とも言われています。

それ故に歯科医院も衛生士さんの確保は非常に困難です。そこで現在は奥さんが歯科衛生士になるなんてことも最近は少なくありません。奥さんほど確実な専従者もいませんので。

今までの話としては逆パターンで結婚が先ではありますが、こんなケースもあるのです。



■ 歯科医師と結婚する衛生士はあまり多くない


一言で言えば嫌なのだと思います。


歯医者のほとんどは独立開業をしますから職場でも雇用する側と雇用される側という関係性であって、それが家庭まで続くとなるとうんざりする人も多いと思います。

根本的に歯科医師と結婚しても昔ほど利益もないというような考えもあるかもしれません。

歯科医師の格差もはっきりとしてきた昨今、もっと手堅い職業の相手を選ぶのも頷けます。

歯科衛生士さんに『実際に歯医者はどお?』と聞いたこともありますが、やはりあまり肯定的な意見を聞くことはありませんでした。





■ 関係の継続は歯科医師同士よりも良好?

歯科医師同士は前回のブログでもお話しましたが、お互いに我が強いこともあって関係が維持できなくなることが多いです。

衛生士さんや助手さんに我がないと言っているわけではありませんが、歯科医師は我慢ができない傾向にあるのも事実です。

特に歯科医師同士の夫婦で切り盛りしている歯科医院にお勤めの衛生士さんや助手さんは気苦労が耐えません。


一方、衛生士さんや助手さんは同業種であっても同じ立場でないということがある意味利点でしょう。

それに、同業種であることで悩みを打ち明けて理解も必要十分に得られるというのは大きなメリットです。


■ 歯科技工士さんの場合は?

奥様が歯科技工士さんの場合はそのまま家庭に収まってしまうことが多いように思われます。

外部委託ができる業務なので実務をあえて行う必要がないというのも理由の一つだと思います。


逆にご主人が技工士さんの場合は、法人の中でも一翼を担っていることがほとんどです。
奥様が経営するクリニックの技工作業を担当していることが多いように思われます。

この組み合わせの結婚は絶対数が少ないように思います。

おそらく歯科医師と歯科技工士は顔を合わせて仕事をしていることが多いことにも起因すると思います。

大型のラボともなると営業の人以外、実際歯を製作している人は全くわからないといのもあります。



■ いかがでしたでしょうか?

同業種同士の結婚はある意味では大変です。しかし全てを言わなくても理解してもらえるという点では非常に支えになると思います。このブログでは基本的に歯科助手さんや歯科衛生士さんを女性としてお話を進めてまいりました。今日では男性の助手さんも衛生士さんもいらっしゃる世の中となっています。
ですが、その方々の情報というものは現在持ち合わせておりません。今後情報が入り次第お伝えできればと思います。


次回は患者さんと結婚というお題でお話を進めていきたいと思います。

乱文および長文にお付き合いいただきありがとうございました。

必ずしもこの情報が全てではありません。


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http://kasamadental.com/